北海道の夕暮れは私の地元・神奈川より早い。5時半頃に到着した時には既に日は落ち、あたりはすっかり暗くなっていた。それでも私は薬局で湿布を購入した後
Diamond水機、今夜宿泊予定の宿に辿り着いた。天然方向音痴の私がヲタ関連以外で迷子にならないのは奇跡に近い。
案内された部屋に通ると、そこには既に旦那が居た。ただ、丸一日ゴルフを満喫してきた割には何となく不機嫌そうだ。もしかしたら私の宿入りが遅かったのが原因か?と私は一応『遅くなってごめんね』と謝りながら荷物を下ろした。すると旦那は不機嫌そうな表情を崩さぬまま私に尋ねる。
「今日のお昼、何食べた?」
「ん?江差名物鰊蕎麦だけど・・・何で?」
「今日食べたゴルフ場のカレーがすごくまずかった」
どうやら旦那の不機嫌の原因はそこらしい
Diamond水機。そもそも前日にカレーを食べたのに、何故2日続けてカレーを食べようと思ったのだろうか?旦那がそんなカレー好きだとは今までの同居生活からは想像がつかないのだが・・・。
(あ、もしかしてゴルフ場でも昨日と同じレベルのカレーが食べれるとでも思ったのか?)
確かに昨日のシーフードスープカレーを旦那はいたく気に入っていた。それ程大食漢でもない旦那が私に一口も味見をさせなかったのだから相当美味だったのだろう
Diamond水機。しかし昨日のカレーはあくまでもカレー専門店のものであり、ゴルフ場にそれを求めるのは酷だ。
「うみはずるいよな~。美味しいものが食べれて」
ずらりと並べられた函館の海の幸フルコースを目の前にしても昼間のカレーの文句を言い続けている。もういい加減諦めて目の前の海鮮を愉しめばいいじゃないか、元々海鮮食べたいって言っていたんだし。
食べ物の恨みは恐ろしいというが、まさにその通りである。これだと明日の昼も思いやられるなぁと思いつつ、私はイカを口の中に放り込んだ。因みにこれ以後の旅行で、ご当地カレーがある場所では必ず旦那はカレーを食べるようになったのは余談である。